2019年2月20日水曜日

SUSコクピ紹介

ずっと前々から導入したかったSUSコクピ、
引っ越しに伴い部屋の環境が整ったので導入しました。
レースシム環境はちょっとずつアップグレードすると
地味にお金がかかるので、最初からベストを目指す方針で設計。

新しく導入したデバイスは詳細レビューを個別に書くとして
今回は全体的にざっくり(...と言いながらかなりのボリューム感で)ご紹介。

●全体感
uk氏を始めとする偉大な先輩方に倣って設計。
基本構造はuk氏とまったく同じディスプレイ一体式です。
つまりパクったとも言える。
高さ1500mm×幅1450mm×奥行き1700mm
右側はディスプレイの下にPCや配線を配置してスペースを使っていますが
左側やシート裏はスカスカなので、さほど圧迫感はない気がします。

私はもっぱらiRacingでGT3車両をプレイするので
以前と同じ左ハンドルスタイル。

キーボードスタンドを左側に配置することで
正面を見たまま、左手キーボード・右手マウスで作業することができます。

ドラポジは愛車のZZTセリカを参考にして微調整し、仕上げました。

●ステアリング - OSW(SimuCUBE + BigMiGE)
考えうるステアリングデバイスの最高峰。

マウント方法を吊り下げ式にして、足を通す空間を確保しました。

木製の机コクピと比べると剛性がケタ違いなので
MMos出力を100%にしてもまったく問題ナシ。
どちらかと言うとドライバーの筋力に問題アリ。

出力を上げたことで常時両手でのハンドル保持が要求され
片手を離してボタンボックスに触れることが困難になってしまいました。

リムは以前から使っていた33φのリムに加え
Fanatec製McLarenリムを改造して使えるようにしました。

●ペダル - RICMOTECH RealGear GTpro1 & Fanatec CSR Elite Pedals
今回の目玉デバイス。油圧ブレーキ+空圧クラッチです。
Twitterのフォロワーさんよりレンタル中。
アクセルペダル踏み込んで背伸びしたらペダル曲がったorz
"ストリートリスペクト"が僕のモットー。
なので吊り下げ式にコダワッています。
(ステアリムもゴテゴテしたのは使いたくなかったんだけど
VR移行に伴い、McLarenリムを使うことに妥協していますorz)

・Aペダル
従来通りFanatec CSREPを吊り下げて使用しています。
GTpro1に付属のAペダルはオルガン式になっており、
取り付けてみたのですが、イマイチ馴染みませんでした。

実車やFanatec純正と比べても、長めのストローク+硬めのバネに変更することで
靴を履いた状態で、より細かなアクセルワークができるよう狙いました。
(まー"慣れ"だとは思いますけどね)

・Bペダル
念願の油圧式。実車で言うと、
エンジンが始動していない=ブースターOFF時の感触によく似ています。
AペダルにCSREPを使用したので、振動モーターも移植しています。

問題は左右中心より右側にBペダルがあり、
かつペダル自体がFanatecと比べると小さいため
左足ブレーキが難しくなってしまった点です。

Bペダルを左に寄せるとAペダルとのバランスが取れず、配置に難儀。
この辺は愛車をかなり参考にして仕上げました。

・Cペダル
Bペダル同様のタンクがありますが、中身は空です。
どうやら空圧センサーを使用しているらしい。詳しくは不明。

バネは通常のコイルバネではなく、
実車クラッチでも使用されている"皿バネ"と言われるものです。
これにより踏み始めは軽く→だんだん重くなり、ある一定ストロークすると
重さが変わらなくなる実車のあの感触を再現しています。

実車でもカックン感のあるものとないものがありますが
これはカックン感のないものにそっくりです。

ストロークも約150mmと長いので、ひざを使わないと踏めません。

なお踏み始めが軽いため、CSREPを使っていた時のように
「基本的に左足はクラッチの上に載せておく」が不可能に。
そのため適当に設置したフットレストが大活躍しています。

●シフター&サイドブレーキ
シフターは前コクピから引き続きFanatec CSSQを使用。
中のキックバネはコチラの記事に書いたとおり自作しています。
(あれから何度か折れては余分に作った予備に交換した。
消耗品と割り切ったほうがよさそう)

Clubsport HandbrakeはCSSQに取り付けて使用。
付属の部品だけで取り付くようになってます。
ディスプレイとの隙がほとんどありませんが、慣れれば問題なし。
以前はラッチ付の実車サイドもつけてましたが
需要がなくなったのでつけていません。

●シート
BRIDEの高級ブランド『edirb』の"061"
このコクピを組むにあたって、一番こだわって選びました。

シェルの形はBRIDE ZIEGⅢと同じですが、合皮なので汚れに強い。
レース中は大汗かくし、僕のコクピはPC作業場も兼ねるので
飲み物その他で汚れる危険を考え、革のフルバケを探してたどり着きました。

お値段10万円。だけどその価値アリ。

●モニター&VR
モニターは3D Vision2に対応するASUS VG248QEに変更。
そして我慢できず、Oculus Riftも導入。

3D Vision2とVRの使用感についてはまた別で書こうと思います。

●SimVibe
上海問屋のシェイカーを4つ使い、Chassis modeで動かしています。
中華アンプ50W×2で出力は十分。マンション住まいではこれ以上無理。
例によってuk氏の"ディスクふにゃふにゃシステム"で防振しています。

色々試している最中ですが、しっくり来る設定が見つからないでいます。
エンジン振動入れると臨場感UP!が、サス振動が埋もれてしまう葛藤。

●その他
・スイッチボックス
 …ALL自作の力作。VR導入に伴い使用頻度減。
  やる気が出たら制御プログラムのお話を書きます。
・ウィンカーレバー
 …丸ステア使う時は"Pass Right(or Left)"に割り当てると超便利でしたが
  マクラリム導入に伴い、これも使用頻度減。更に接触不良の故障中。
・モニターカバー
 …¥1,000で導入できるコスパ最強アイテム。
  導入してない人はコチラの記事を要チェック。
・4点ハーネス
 …実車用で買ったものを、どうせならと流用できるよう
  アイボルトをSUSフレームにつけています。
・Dash Meter Pro
 …有料アプリですが、とても使いやすいしカッコイイ。
  が、これまたVR導入に伴い使用頻度減。


●オマケ
ペダル上のデッドスペースに30×30のSUSでタイヤラック作りました。
最大8本も置ける超優秀な収納場所に。ただし臭う。

2019年2月12日火曜日

雑記と言い訳

お久しぶりです。
今回の記事も中身はありません。生存報告。
そして長々放置してしまい、ごめんなさい。

特別忙しいわけではなかったのですが
アッチコッチ遊びに行ってて家に引きこもってなかったって、そんな感じです。

Twitterを更新している通り、リアルサーキットに夢中で
毎月のように走って壊して直しての生活が当たり前になってしまいました。
(そのせいで財布の紐はゆるっゆる)

「シムより楽しいのか!?」ってことに関しては、人によるかと。
この辺の話はまた別途書こうかと思います(本当に書くのか!?)

ブログが放置されている間にレースシム界隈もずいぶん変わりましたね。
僕が気にしていたところでいうと
・iRacing…Dirt,時間変化の実装
・AssettoCorsa…各種MODの充実、ACCアーリーアクセス開始
・ProjectCARS2の発売
・DiRT Rally2発表

まぁこの辺は順当な進化と思いますが
一番の変化はVR対応が当たり前になったことですかね。
もうシムのために3画面や3D vision環境を作る意味はないのかなぁと。
かく言う僕もOculusRiftを導入しました。それから、

・FanatecからDirectDrive(通称DD)ハンコンの発表
これで廃エンドの敷居がかなり下がりました。
個人ならOSWでいいじゃんって話なのですが、重要なのは

・モーションキットや設計済みコクピの国内展開(T3R,DORAPOJIなど
これらと組み合わさることで
「企業が」「人件費を含む導入コストを最小限にして」「出来の良い」
シム環境を構築できるようになったことではないでしょうか。
そんなこともあって

・シム屋が増えた気がする(今やディーラーにもシムが置いてある!)
・クルマ系イベントでのシム体験会どこにでもある
今まで地味(?)だったレースシムを世のクルマ好き達に
アピールできるようになったことは大きな変化だと思います。

もともとパイが小さい業界ですからね。レースシムは。
パイを大きくする手段を得たというのは、非常に喜ばしいことです。

VRの普及によって必要となるコクピの大きさも小さくなりましたし、
敷居がグッと下がってレースシム人口が増えるのを祈るばかりです。

以上、チラ裏でした。
次回はちゃんと中身のある記事を書きます(汗)


既に書き溜めてあるので、週1くらいのペースで更新予定です!