2016年9月24日土曜日

OSW(Open Sim Wheel)とは?

日本語だと情報があまりに少なすぎて
躊躇している方も多いのではないでしょうか。

ちょっとした興味で調べようと思っても
既存の情報はディープすぎるかもしれません。

そこで私なりに調べたことをつらつらと書いていきます。

かなり基本的なことから書いているので
くどいかもしれませんが、少々お付き合いください。

●OSW(Open Sim Wheel)とは?
「OSW」とは、レースシム等で使用する
PC専用のステアリングコントローラーの1種です。
が、「OSW」という商品が存在するわけではありません。

結論を言うとココココで必要なものが買えます。

ことの始まりは、十数万円のハイエンドモデルに飽き足らず
「いっそ全部自分で作ってしまえ」を本当に実行した変態シムレーサー。
彼らが作ったステアリングコントローラーの総称を
"Open Sim Wheel"と呼んでいます。

つまりDIYステアリングコントローラーってことです。

自分で部品を選んでくるので性能は青天井。

一昔前までは彼ら同様、モータや配線、基盤など
全部自分で集める必要がありましたが、
嬉しいことに一番面倒な制御基盤周りを
ひとまとめにしたSimuCUBE(後述)が一般販売され
その他諸々必要なものがセットになって販売されるようになりました!

しかもPC側にインストールするソフトウェアは無料なので
(開発のみんなありがとう!)
購入するのはハードウェアだけになります。

●ステアリングコントローラーの構成要素
ステアリングコントローラ―と呼ばれるデバイスは
基本的に『ステアリング』『ペダル』『シフター(またはパドルシフト)』
の3点から構成されます。

Logicool G29THRUSTMASTER T300RS では上記3点が同梱されていますが
ハイエンドのステアリングコントローラー、特にPCシム向けの製品では
それぞれ別売になっていることが一般的です。

人によっては「ステアリングだけ上位モデルがほしい!」や
「ペダルが壊れたからペダルだけ買い替えたい」といった需要があるわけです。

OSWは上記3点セットのうち『ステアリング』にあたるデバイスです。
そのためOSWでレースシムを楽しむためには、OSWの他に
『ペダル』と『シフター』を別に用意する必要があります。
「sim racing pedals」や「sim racing shifter」で検索してみてください。

●OSW導入にあたって必要なもの
【カネ】
低価格部品だけでOSWを構成すれば
およそ10万円弱で導入することができます。
最大トルク30Nmを発生するサーボモーター(通称Big MiGE)
を使用した場合でも賢く買えば約15万円ほどです。
(私は賢くなかったので約16万円かかりました)
重要
OSWを構成する製品の多くはPayPalを使って購入することになりますが
通常は使用限度額が10万円までとなっており、
解除に2~4週間ほどかかるそうです。
OSW導入を考えるなら、今のうちに限度額解除の申請をしておきましょう。
※賢く購入すれば限度額を超えることはありませんが、
 面倒を嫌ってセットで買うと余裕で超えます(経験談)。

【ペダル、シフター、コックピット】
OSW自体はハンドル部のみなので、周辺機器は他でそろえる必要があります。
また非常に強力なモーターを使うことになるので、
強固なコックピットは必須です。

【英語力】
2016年9月現在、日本語だけでOSWを導入しようと思ったら...まず無理です。
とりあえず導入に必要なSimuCUBE wikiが読めれば大丈夫です。

●OSWの構成要素(=買い物リスト)
価格や私の買い物話はまた別エントリに書くとして
ここでは必要な部品とその概要をご紹介します。
情報ソースはこちら

【サーボモーター】
OSWの一番の特徴はコレ。
工業用サーボモーターにステアリングを直接つけるクレイジーなスタイル。
いわゆる"Direct Drive"というやつです。

wikiに使用可能なサーボモーターのリストがあります。
OSW関連フォーラムを見ると
リストにないサーボを使っている人もいるみたいですね。

各サーボモーターを比較する際
性能の指標となるのが[最大トルク]と[エンコーダ分解能]です。

※エンコーダ分解能(Encoder resolution)
軸1回転あたりエンコーダが何回パルスを出力するかを表す。
単位はppr(pulse per revolution)。

→大雑把に言えば、分解能が高ければ表現力があるってこと(らしい)です。

【SimuCUBE】
モーターを制御する小さなコンピュータのようなものです。
制御用基板2つ、電源、ケースから構成されています。
・SimuCUBE本体
マザーボードのようなもので、
これにPC接続用のUSBポートやモーターとの接続ポートが生えています。
上写真全ても"SimuCUBE"と言いますし、この基盤の商品名も"SimuCUBE"です。
ヤヤコシイ。

・モーターコントローラー
IONI PRO または IONI PRO HC のどちらかを選択する必要があります。
使用するモーターの種類によってどちらが必要か決まっているので、
サーボのリストを見て決定します。
これはSimuCUBE本体の専用のスロットに挿して使います。

・電源
wikiにはいくつかの例が挙げられていますが、SimuCUBE本家では
MeanWell製の電源で320W,480W,480W(Peak 720W)の3種が選べるようです。
これも使うモーターによって適切なものを選びましょう。
(「適切ってどう判断するんだよ!」ってツッコミがありそう。正直よくわからない☆)

・ケース
自作PCのように、基盤と電源が入れば何でもよいのですが
SimuCUBE開発元から電源スイッチと空冷ファンが付属する
ケースキットが販売されています。

【緊急停止用ボタン】
なくてもOSW自体は動きますが、
何かの拍子にサーボが暴れると危険なので購入を強く推奨。
SimuCUBE側にこのボタンの配線を接続する場所があるので、
特別に回路を組む必要はありません。

【ステアリングホイール】
いわゆるハンドルの部分。
実車からもぎ取るなり、どうぞご自由に。
Web通販で実車用のものが約¥5000~購入できます。

【軸変換アダプタ】
サーボの軸はただの棒がでっぱっているだけなので
このままではステアリングホイールを取り付けることができません。
そこで棒軸をPCD70のMOMOタイプやPCD74のNARDIタイプに
変換する部品が必要になるわけです。

私が購入したセットに同梱されていたアダプタ。穴はMOMO穴です。

【配線類】
細かい配線等は関連する商品に同梱されていたりしますが
同梱されていないもので必要な配線類は次の2つ。
・USBケーブル(SimuCUBE側はミニB端子)
 ※SimuCUBEにはPCと接続するUSBミニB端子が2つありますが
  両方同時に使うことはないので1本で大丈夫です。
・電源ケーブル([コンセント側]2P-[SimuCUBE側]3P)

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