2016年11月19日土曜日

ペダル配線をもう一度やり直す

先日ペダルの感圧調整ボリュームが動作しなくなりました。
原因は昔弄った基盤周りの配線の接触不良。
純正ではペダルの裏にあるが、今は手元まで配線を伸ばして使用
CSR Elite Pedalsなど、Fanatecの感圧式ペダルには
どのくらいの踏力を100%とするか調整するボリュームがついています。

私の場合、車種やタイヤの状態ごとに踏み方を変えるのではなく
踏み方一定で、ボリュームを弄ってブレーキの利き具合を調整しています。

なのでレース中でもこのボリュームは頻繁に触ります。

ボリュームの配線を切ってもブレーキの入力はできますが
私には必須のアイテムなので直すことにしました。
今回修理する前の配線
以前配線をやり直したとき(詳しくはコチラ)は
何を思ったのか銅板で配線をつなぐという愚行をしていました。
(「配線を誤って引っ張ったとき、根元のコネクタに力が加わらないように」
という理由があった気がする)

今回の修理では銅板の廃止と
以前壊したアクセルのコネクタを復活させることにしました。
今まではアクセル用のコネクタハウジングを(壊してしまったので)取っ払い
ハンダで配線を直接(写真の赤丸部分に)付けていました。

この部分のハンダがとても外れやすく、
それもあって銅板緩衝材をつけた気がします。
(当時は規格品という概念を知らず、
コネクタなどは一般人が買える代物ではないと思い込んでいました...)

今回購入したコネクタはZHコネクタ(コレコレコレ)です。
どのみちオス・メス両方買う必要があったので
ピッチさえあってれば何でもよかったのですが。

ペダル1.5mmピッチのコネクタは純正もZHコネクタだと思います。たぶん。

ついでにブレーキ振動モーターの配線もコネクタ化しようと思い
ピッチ2mmのXHコネクタ(コレ)も購入しました。
裁縫針でハンダ用の穴を開けなおして・・・
コネクタをハンダ付けする
作業中の様子。
基盤のピン穴がハンダで埋まっていたので
裁縫セットの針を使って穴をあけました。

無事ハンダもしっかりくっついてくれて
動作テスト...万事OK!!

ずっと悩まされていたノイズも消えました。

最初からコネクタ買って直せばよかったな。
まぁ当時は知らなかったし仕方ない。勉強勉強。

2016年11月10日木曜日

OSWレビュー

OSW導入から約2か月になります。
OSW問題点にあった電源の設定については、Twitterにて
「25Aでも大丈夫」との情報を頂き設定しましたが
今のところ大丈夫みたいです。

Granityの仕様上、25A以上にはできないみたいなので
MCC:24[A]  MMC:25[A]
で運用しています。

色々と出力も変えて走り、だいぶ感触もわかってきたので
レビューを書いてみました。

なおゲームはiRacing、車種はMP4-12C GT3
iRacing側FFB出力は29.5[Nm]でのレビューとなります。

ちなみに車種ごとにフィーリングが全然違います。
MX-5はイイ感じに細かいFFBが伝わってきますが
パワステ無しのSkippyは重すぎて辛いです。

なのでSkippyの後に12C GT3乗ると、今まで以上に振り回せる気がしますが
MX-5の後にGT3乗るとハンドル重すぎてビビります。

慣れって怖い。


●出力ごとの違い
OSWはMMosというソフトウェアで簡単に出力を変えることができます。
MMos設定画面。ドライバの設定のようなもの。
レビューが遅くなったのも
MMosで色々と出力を変えて試していたから。と言い訳。

【100%】
完全にドライバーを殺しにきています。
とてもじゃないけどこれでプレイするのは無理。
縁石乗ると机が崩壊しそうな勢いで揺れます。

【60%】
シフト操作で片手ハンドルになったときにキツイです。
パドルシフトがあれば60%が一番楽しいかもしれない。

【50%】
普段はこれでプレイしています。
Blancpain Sprint SeriesのZolderでは40分間頑張れましたが
鈴鹿は20分でバテました。
ヘアピン→スプーン間のシフトアップ時の
左手だけになる瞬間が一番つらいです。

【40%】
これで鈴鹿40分何とか頑張れました。
とは言えCSREW(改)よりも重いですが。

●感想その1:スピンしにくくなる
セルフステアでカウンターがあたる速さも速いですが
カウンターが戻るタイミングも素早く&力強く反応してくれて
逆スピンもしにくくなりました。

スピンするときはしますけどね。

●感想その2:クラッシュが怖い
「シムなんだから、冗談でしょ」と思うかもしれませんがマジです。
壁に衝突したとき、本当に腕を持っていかれます。怖い。
慣れるまではハーフスピン時の強力なセルフステアすら恐ろしいです。

特に後ろ向いて壁にぶつかるときは身構えることができないので
スピン中はホント怖いです。カートでスピンしたときと同じ気持ち。

練習だったとしても、思いつきでノーブレーキ侵入とかできないですね......
怖くてちょっとずつしか攻めていけないです。

縁石一つまたぐのも必死になります。

●感想その3:超疲れる
耐久レースで大汗かくのはCSREWのときも同じでしたが
レース後の疲労感が段違いです。

特に二の腕と手首が痛くなる。カートと同じ。
首が痛くならないだけマシかもしれない。

眠い時や疲れている時の気分転換にはならないです。
今日は寝違えて肩痛いから止めておこう・・・とか。

●感想まとめ
以上3点から何がどうなったか一言 →「緊張感がヤバイ
レース中、余裕が全くありません。
必死でステアリングにしがみついています。

良いこととは思えませんが
余裕の無さからくる緊張感がとても楽しいです。
ブランパンならそれを40分。たまらんですね。

●OSWを使えば速くなれるか?
一言、「ノー」です。

これはハイエンドのハンコンにも言えることですが
FFBが強くなったからといって速さに直結するわけではないです。

OSWの場合、(車種にもよりますが)高すぎるトルクのせいで
手アンダー出たり、ブレーキングでステアリングが暴れたりと
FFBが細かい恩恵よりも、デメリットのほうが大きい気がします。

もちろん、先述のMMosで出力は落とせます。
CSREWと同じようなFFBにして使うこともできますのでご安心を。

●結局OSWはオススメできるか?
少なからず万人にオススメはできません。

iRacingが合わずに辞めてく人がいるように
OSWも人を選ぶような気がします。

設置方法や設定、トラブルシューティングに関しては
あれこれ勉強する手間があるので、面倒と言えばとても面倒です。
(私はその面倒も楽しみにして買って、実際楽しんだ感はあります)

が、G27等のエントリーモデルからの買い替えを検討するほど
レースシムにハマっている人には超オススメです!
(その場合コクピやボタン類も別途必要なので、導入費用がアレですが)

私のように、ハンコンが壊れて次どうしよう?という人や
FANATECを一式新しく購入しようと考えている人には
コスパ(正確にはコスト/トルク)の面でOSW一択だと思います。

ハンコンはちょっとずつグレードアップすると恐ろしくお金かかりますし。

超個人的な意見ですが、
既にほぼ満足できるハンコンを持っているのであれば
わざわざそれを捨ててまでOSWを導入しなくても良いかなと思います。

上で書いた、一見デメリットに思えるようなことが
とても魅力的に感じる特殊な人向けです。

私は大満足。
もうハンドル周りでDIYすることはないと考えると、ちょっぴり寂しいかも。